> > 特別連載:爽やかで素敵な看護師が語る訪問看護のオープン[第3話]

特別連載

爽やかで素敵な看護師が語る訪問看護のオープン

平成25年7月に東京都国分寺市で訪問看護ステーションを開業され、リハビリにも力を入れつつ、スタッフが爽やかに活き活きと活躍される体制を構築し、インキュベクスの訪問看護開業運営支援にも協力して下さっている、さわやか訪問看護リハビリステーション様の事例をご紹介します。管理者の八木亜希子様が詳しく語ってくださいました。

全4話:毎週金曜日更新


2015年11月6日

第3話:爽やかな看護師と療法士が連携して

ステーションの現状について教えて下さい。

看護師が常勤4名・非常勤2名、PT(理学療法士)が常勤4名・非常勤3名、OT(作業療法士)が常勤1名・非常勤1名、ケアマネージャーが常勤1名・非常勤2名、事務担当者が非常勤2名の体制となっています。
月間の訪問件数は約950件です。

voice_photo_sawayaka03 「ステーションの中には介護用ベッドやバランスボールも」
インキュベクスの支援の感想を教えて下さい。

インキュベクスに質問をすると、どのようなことでもしっかりと向き合い、回答してくれるので助かりました。
ちょっとしたことでも気さくに回答してくれるのはもちろん、難しくその場ですぐにわからないような質問でも、きちんと調べて正確な回答をくれるのでありがたかったです。

また、私たちさわやか訪問看護リハビリステーションでは、インキュベクスが提供している「ケアーズ訪問看護ステーション開業運営支援」に協力しています。
研修での講師を務めることもありますし、視察や実習の受け入れ先として多くの経営者さんや看護師さんに私たちのステーションを参考にしていただいています。
今後は実際に他のステーションさんの開業場所を訪問してのサポートにも参加いたします。

インキュベクスが提供する支援では、開業時や開業まもなくのステーションの事業プロセスをPDCAサイクルに沿って適切に管理していますが、私たちはその中でも主に「Do(実行)」と「Action(改善)」に係ります。
コンサルティング会社であるインキュベクスの「現場」の役割を、私たちさわやか訪問看護リハビリステーションが果たすことで、適切な現場での「実行」と「改善」を行います。そしてインキュベクスが総合的な視点で「Plan(計画)」を立て「Check(評価)」を行います。

もちろん、私たちのステーション内にもPDCAサイクルがあり、日々、業務のスパイラルアップを実行しています。
私たちが現場で培った知識やノウハウが、インキュベクスの支援の「計画」に活かされ、それを私たちや他のステーションで「実行」し、インキュベクスが「評価」して、また私たちの現場の情報も含めて「改善」につなげるという大小のPDCAサイクルが、インキュベクスが支援するケアーズグループの円滑なスパイラルアップに役立っていると思います。

voice_photo_sawayaka04 「実際の現場で展開したPDCAが、インキュベクスの支援の中にも生きている」
ステーションの特徴について教えて下さい。

さわやか訪問看護リハビリステーションは、スタッフ間の連携がとても良くとれているステーションだと思います。
看護師もPT、OTも、ケアマネージャーもしっかりと連携していて、それは仕事上だけでなく気持ちもつながっており、おだやかで、しかもとてもおもしろい雰囲気の職場になっています。
いつも笑い声が絶えず、1日1回は必ず涙を流して笑ってしまうほど、スタッフ全員に楽しさとユーモアが溢れています。

voice_photo_sawayaka05 「明るくオープンな雰囲気の事業所内」

ステーションの中だけでなく、地域の医療介護関係者との連携もしっかりとれています。
以前、病院の在宅担当の先生がいらっしゃる場で、ステーションの強みについて聞かれたもののしっかり答えることができず、「ケアマネさんの中には医療関係者が怖いという方も多いので、病院にはない優しい雰囲気を出したい」と発言し、先生のお怒りを買ってしまったことがありました。
しかし、社長にも背中を押され、謝罪のお手紙を差し上げたり、講演会などにも顔を出してお詫びとコミュニケーションを続けた結果、その先生の元部下だった看護師さんの旦那さんの看取りを依頼してもらうことができました。
私たちの丁寧な姿勢と仕事を見ていただけたことが、こうした関係につながったと思います。
今では、私たちのステーションの強みも「看護師とリハビリ担当が、目標に向かって連携して取り組めるところです」と、自信を持って答えることができます。

もう1つ、私たちのステーションの特徴を挙げると、ステーション名の通り、爽やかなスタッフです。
訪問看護の仕事は大変なことも多く、華やかさを語るものではありませんが、それでもくたびれただらしない印象を与えてはいけないと、私たちは考えています。訪問看護師は、利用者の方にとっても、これから訪問看護師を目指す後輩たちにとっても、輝き続ける存在であると思います。

しっかりとした“看護師らしさ”を見た目でもわかるようにするため、私たちはユニフォームにポロシャツではなく、スクラブ(手術着のようなVネックの医療着)を採用しています。

もちろん、大事なのは外面の爽やかさだけではありません。楽しく笑顔で接することのできる心や、利用者さんや関係者さんが求めていることを積極的に考える思考も必要です。
私たちのOT(作業療法士)さんは、精神科での豊富な勤務経験を持ち、「精神科の作業療法」を提供できる貴重な人材です。
しかし、「精神科の作業療法」と表現してもケアマネージャーさんには伝わらず、彼女は大変悩んだ時期がありました。
ケアマネさんや利用者さんが求めていることを真剣に考えた結果、具体的な症状とその対応に踏み込んだ表現、例えば「脳梗塞で言葉が離せないなどコミュニケーションが難しい利用者さんのイライラを緩和する訓練ができます」といった表現をすることで、ケアマネさんからも依頼が増え、今では依頼が殺到する人気のOTさんになりました。

次回は2015年11月13日公開予定


連載メニューへ戻る
お気軽にご相談ください