【訪問看護ステーションの採用メソッド】療法士さんの採用は、パートから始めましょう!

ケアーズの中村です。

訪問看護ステーションの開業にあたっては、常勤換算で2.5人の看護師の採用が必須条件です。

その中に、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった“療法士”は含まれていません。

しかし、療法士がいるステーションは、存在をアピールすることで、利用者を獲得することも可能となります。もちろん、療法士の分の人件費は気になるところですが、もし、そのコストがクリアになるとしたら?

本日は、そうした療法士の採用と活用のポイントをお伝えいたします。

療法士採用の極意、それは「パートを活用すべし」

確実に療法士を確保したい、そんな思いから常勤者の募集を優先に考える経営者様は多いと思います。

非常勤よりも常勤の方が待遇面でアピールできるということもあるでしょう。

また、リハビリの仕事がコンスタントに取れて、常勤者のスケジュールが埋まるのは確かに理想的です。

しかし、リハビリをメインに提供する訪問看護ステーションなどの事業者が近くにある場合は、ニーズはあっても、それほど容易に利用者を獲得できないかもしれません。

そうした場合に、まずはパートを活用することで、スムーズに療法士の獲得と、リハビリなどの仕事を受けることができます。

療法士さんのパート採用の4つのポイント

それでは、療法士さんのパート採用の4つのポイントをご紹介します。

●その1「プレミア感」

同じ週1回火曜日出勤のパートでも、

A 「毎週火曜日しか理学療法士が来ないんです」

B 「火曜日なら今スグ対応できるんですが」

という異なる2つの伝え方では、相手に与える印象が全く違います。

Bのように希少性を出し焦らせることで、「早く頼まないと」と思わせたならば、依頼のスピードも、頻度も上がることと思います。

実際に、弊社の研修の講師などを務めている、みんなの訪問看護ステーションの森元所長は、上記のようなトークで成果を上げているそうです。


●その2「収支バランス」

介護、医療報酬は、利用月から2ヶ月遅れての入金となります。そのため、常勤者には利用者がいてもいなくても同じ人件費を払う必要があります。

スタッフを養うために十分な利用者を獲得するまでの期間は、資金を先出しする状態が続きます。

しかし、パートであれば、リハビリなどの依頼に応じて雇用することが可能で、訪問件数によって給与が増減する完全歩合制にすることにより、資金の投入額を抑えることが可能となります。


●その3「安心の採用」

少ないスタッフでの運営となるステーションでは、技術だけでなく、コミュニケーション力が重要となります。

そうした人間性を、数回の面接だけで測ることはなかなかできません。

しかし、パートでの勤務期間で、療法士本人もステーションも、お互いを詳しく知ることができる時間を長くとることができるため、既にお互いの関係を構築した状態で、常用雇用することができます。


●その4「見落としがちな出費の削減」

人件費以外にも、法定福利、備品、車両等、意外と多くの方が気にしていない、いわゆる「見落としがちな出費」があり、パートの活用で軽減することが可能です。

例えば、法定福利については、一定時間以内の勤務であれば、雇用・社会保険の加入義務がなくなり、出費を抑えることもできます。

また、複数名で空き資源を有効活用でき、備品や車両を数人で使い回すといったように、人数に比べて、少ない出費で稼働することが可能です。


このように療法士の採用の場合は、人員基準がある看護師と異なり、パートタイマーを最大限に活用することが可能です。

15名の療法士をかかえる開業1年目のステーション様も・・・

実際、開業1年を迎えたステーションで15名の療法士を雇用しているパートナー様も、常勤は2名のみで、残りの13名は週1回のパートさんとのことです。

訪問看護ステーションを活性化させるためにも、療法士の採用を推進したいところだと思います。

今回の内容を参考に、まずはパートから採用を進めてみてはいかがでしょうか?

是非、参考にしてみてください。