失敗の原因? 訪問看護での固定観念や既成概念

ケアーズの中村です。

「訪問看護ステーション」の業務で気をつけなければならないこと。その1つが【 勝手な思い込み 】(固定観念)です。

訪問看護では病院と異なり、看護師が訪問したその時に、利用者さんの状態を観察・評価し、病変の報告を行うなど、必要な処置を一人で行う場面が多くなります。

もとより、看護師の立場で「診断」はできないため、なるべく多くの情報を正しく医師へと伝える必要がありますが、【 勝手な思い込み 】で急を要する状態を見逃してしまうと、最悪、利用者さんの命に関わる事態が発生しないとは限りません。

こうしたアセスメントの場面で【 勝手な思い込み 】を避けるための、正しいアセスメントの知識については、弊社が開発・配信している「ケアーズの看護師向け学習支援プログラム」という動画教材をご覧頂くことで身につけることができます。どうぞご活用下さい。

訪問看護ステーションの運営において“勝手な思い込み”は禁物です。

しかし、アセスメントに限らず、「訪問看護ステーション」の運営や対応全般において、【 勝手な思い込み 】は禁物です。

本日は、「訪問看護ステーション」を円滑に運営するために避けたい【 勝手な思い込み 】について、ご説明いたします。

勝手な思い込みで失敗してしまった訪問看護師の2つの事例

例えば、実際にこんなことで失敗してしまったという訪問看護師さんのお話があります。

その方は、
「高齢者は耳が聞こえにくいからなるべく大きい声で話したほうが良い」
と思い、常に耳元で大きな声で話していたそうです。

するとある日、

「うるさい!そんな大きい声を出すな!」

と、利用者さんがご立腹されてしまったそうです。

また、別の看護師さんは、ケアマネージャーから

「指示書を見せてください」

「指示書はこちらで預かりますね」

などと言われ、

「ケアマネージャーが言うからいいのだろう」

と判断してしまったそうですが…

実際は、主治医が訪問看護ステーション宛に交付する大切な書類である指示書を、医師や利用者の許可なく勝手に見せることは厳禁です。

このように、

「高齢者だから耳が聞こえにくい」
「ケアマネージャーだから正しい」

といった【 勝手な思い込み 】による判断や行動は、失敗の原因となるだけではなく、円滑な人間関係を築く上でもマイナスに働きます。

「あの看護師に言ってもきっと怒るだけだろうな」

とか

「あの経営者はどうせ何も医療のことを知らないから言っても無駄だろう」

などと、勝手に決めつけている方はいらっしゃいませんか?

こうした【 勝手な思い込み 】からは、信頼関係は生まれません。

そうした固定概念や既成概念をを取り除き、本音で話してみれば、意外と相手は理解を示してくれるかも知れません。

訪問看護の営業(利用者獲得)の場面でも…

営業(利用者獲得)の場面でも、固定概念や既成概念を取り払い、普段とは違うちょっとしたチャレンジを行うことで、上手くいく場面は少なくないと思います。

訪問する場合も、営業の場合も、事務所の中でも、相手は“人(人間)”です。これまで生きてきた環境、経験、立場、役割、さらには資格も様々で、そのため、物事の価値観や捉え方、知識も様々です。

瞬時に相手のことを知ることは難しいでしょうが、【 勝手な思い込み 】を避け、本音でコミュニケーションを行うことで、信頼関係も築くことができるでしょう。

固定概念や既成概念に捉われない、積極的なコミュニケーションやチャレンジで、独自性のある素敵な「訪問看護ステーション」を築いて頂きたいと思っております。