訪問看護ステーションの運営は登山と同じく焦らず確実に

ケアーズの中村です。

「山ガール」の流行は落ち着いたように見えますが、今もなお、若い女性から中高年まで、ビギナーを含む幅広い登山客で盛況のようです。

経営者様の中にも、登山を楽しむ方は多いのではないでしょうか。

本日は、訪問看護ステーション事業の成功への道のりを登山に例えて、そのポイントをご案内いたします。

登山を手軽に楽しむ人が増えた反面、事故に遭う人も・・・


近年は若年層、特に女性らを中心に登山を手軽に楽しむ人が増えた反面、事故に遭う人も増加しています。

事故の態様を見ると、1位は「道迷い」の39.5%。2位は「転落・滑落」20.0%、3位は「転倒」15.3%、4位は「病気・疲労」13.3%だそうです。

※出典:ヨミウリ・オンライン「個の時代」、頼りはSNS…今どきの登山事情

登山の「危険」「事故」は、訪問看護ステーションの運営におきかえると「失敗」という言葉に変わるかもしれません。どちらも、最悪の事態にならないよう、しっかりと「事前の準備」と「情報収集」を行いながら、成功を目指します。

ところで、不慣れな方が登山をする場合、気をつけておきたいポイントは何でしょうか?

それは「ペース配分」と「休憩ポイント」。

登山に不慣れな方は、まだ体力が十分にある序盤でペースを上げがちです。
しかし、それは禁物。

後半でバテてしまい、ペースが極端に落ちたり、判断力が低下したりして危険を招きかねません。

序盤はむしろゆっくり過ぎるくらいにスタートし、身体が温まってから様子を見つつ、徐々にペースを上げるのが理想です。


訪問看護ステーションの運営でも、スタート時の焦りは禁物。

大きな目標を目指す場合ほど、序盤はステーション内外の状況をしっかり確認しながら、慎重にスタートさせましょう。

また、登山では事前に計画を立てて、休憩ポイントを決め、しっかりと休憩を取ることも重要です。

休憩ポイントに到達しなくても疲労を感じた場合や、予定より時間が超過した場合には、早めに休憩を取る必要があります。

疲れ切ってしまうと短時間の休憩では回復できなくなり、なおさらスケジュールが遅れる等の不測の事態が起き、危険な状況も招いてしまいかねないからです。

これを訪問看護事業に当てはめると、計画や戦略の見直しポイント、つまり、PDCA(計画→実行→評価→改善)のサイクルに置き換えられます。

「計画目標から大きく外れてしまった」

「事業がとても悪化してしまった」

・・・このような状況に陥ってからでは、事態を改善することが非常に難しくなってしまいます。

早め早めに立ち止まり、計画を見直すことで、ダメージが少ないうちに素早く修正ができます。

さらに、前もって細かい計画の見直しも視野に入れていれば、失敗することなく訪問看護ステーションを運営することができるでしょう。

将来に大きな目的を持つことは重要ですが、まずは目前の目標を一つ一つクリアしながら、確実に進んでいくことが訪問看護ステーションの運営には必要です。


・将来的にはこんなステーションにしたい

・だから、いつまでにこれくらいの利用者を確保する

・そのためには、いつまでにこれくらいの事業者を訪問する

・その準備としてこれくらいリストアップが必要

・・・といった具合に、目的から逆算して先ずすべきことを整理し、順序立てて計画し、焦らずにその計画を実行しましょう。

皆さんが今までの社会経験で培った、あるいは経験したスキルや手法の多くは、訪問看護ステーションの運営にも活かせます。

困ったときはいったん引いて、これまでの経緯とこれからの道程を見直してみてください。遠回りに思えても、それが「山頂からの素晴らしい景色」を見るための、最も近道と言えるのではないでしょうか。