訪問看護ステーションにおける看護師・療法士の募集広告で大切なポイントとは?

ケアーズの中村です。

看護師さん、療法士さんの募集では、一見同じような募集要項、募集広告であるのに、あるステーションには応募者が集まり、別なステーションにはまったく集まらないということが度々見られます。

弊社のご支援先でも、同じような条件の2つのステーションで、一方にだけ応募者が集中することが、しばしばあります。

もちろん、微妙な給与の差、地域特性、ブランディングなど、様々な要因が複雑に影響していることもあるのですが、実は、ちょっとした募集要項、募集広告の内容に“差”がある場合があります。

そこで今回は、募集広告を出す際に気を付けるべきポイントについてご案内いたします。

ただただ募集条件を盛り込むのではなく、応募者が知りたいと思う情報を見やすく表記する広告を作ることで、応募者を増やす効果が期待できます。

応募者が集まるステーションも、これまで“なんとなく”書いて成功していた募集広告のポイントを、多数の成功例を見てきた弊社がまとめました。

<1>「オープニングスタッフ」

在り来たりですが、開業前の訪問看護ステーションの求人ではこの文言を必ず入れましょう。

訪問看護に限らず、開業前の求人募集ではよく見る文言ですが、その裏には、みな同じスタートラインなので、変な人的シガラミがないということを連想させる効果があります。

具体的に「新しい人間関係をスタートできます」といったことを書いてもよいでしょう。
多くの看護師さんの退職理由は人間関係であるため、意外と効果の高い文言の1つです。

<2>「お仕事説明会開催」

いきなり履歴書を持参して面接、というのは、予想以上にハードルが高いものです。

すぐに働きたい方、働く意欲のある方なら行動も早いはず、と考えがちですが、行動が早いからといって決まりやすい訳ではなく、まして、質が高いということにはなりません。

多くの応募者と会うためにも、まずは、とりあえず話を聞いてみたい、という方々にも足を運んでもらえるように、面接ではなく「お仕事説明会」という表現で参加ハードルを下げます。

<3>「開設予定日(開設日)」

求職を希望する訪問看護ステーションがいつ開設するのかはもちろん、いつ開業したのかも当然知りたいところ。開設日から、利用者数等のイメージもつくかもしれません。

もし、情報を付け足すならば、簡単な沿革や今後の予定などを加えるとよりイメージしやすくなるでしょう。

<4>「訪問エリア・手段」

訪問看護なので、事業所の所在地だけでは不十分です。どのエリアを、何(車?自転車?)で訪問するのかは、看護師さんにとってとても重要な情報となります。

<5>「ダブり表現は避ける」

限られたスペースなので有効に使うため、ということも当然なのですが、見る側からは、きちんと作りこまれていない広告、と映る可能性があります。

<6>「賃金のメリットを強調」

訪問手当(インセンティブ)等を給与面のメリットとして強調しましょう。

文字間隔や行間を空けて目立たせたり、訪問手当の項目を個別に設けて目立たせることも効果的です。

<7>「通勤に関する情報」

看護師さんは、地域や自宅からの距離・通勤時間を重視する傾向が比較的強いため、通勤は、看護師さんにとって仕事を選ぶ際、賃金以上に大きな要因となります。

最寄駅から徒歩○分、バス○分、自家用車通勤可、等々、細かく丁寧な表記を心掛けましょう。

<8>「連絡先について」

携帯番号のみでは怪しまれてしまうため、基本NGです。しかし、開設準備中などで止むを得ず、携帯番号のみや、ご本業の事業所の電話番号を書かざるを得ない場合もあることでしょう。

この場合もなるべく丁寧に、「開設準備中」等の理由や、
「(株)○○内訪問看護採用窓口」、「訪問看護採用担当携帯」等の説明を併記するようにしましょう。

<9>「自社ホームページの情報」

応募者は、当然どのような訪問看護ステーション、どのような会社なのか、インターネットから調べようとします。

可能な限り広告にも自社ホームページ等のURLを標記するようにしましょう。

特にWEBの広告等の場合、自社のURLの標記が好まれないこともありますが、広告代理店や媒体社に要望を伝えることで、何らかの方法が出てくることが多くあります。

<10>「写真は自社スタッフで」

※あさひ訪問看護リハビリステーション(新潟県三条市)

少しでも職場のイメージが湧く情報を入れるようにしましょう。写真は大きな情報源ですので、できるだけ職場の雰囲気が伝わるものにしましょう。

モデルさんの写真の広告は有り触れているため、埋もれやすくなります。

笑顔の写真がよいのは言うまでもありませんが、現実の雰囲気からかけ離れたものにならないよう、気をつけましょう。

<11>「見やすく」

当たり前ですが、ゴチャゴチャさせず、スッキリ整然が大事です。

ここに挙げた内容だけでもボリュームがあります。書き切れない場合は、文言を簡潔にした上で、それでも多ければ、項目も絞る必要があります。

<12>「心に訴える文言」

労働条件の良さは目に訴えるもの(給与などわかりやすい条件)ですが、それだけでは十分な訴求力があるとはいえません。

心に訴える文言を一文だけでも入れましょう。

例えば、「あなたの看護感を大切にします」「利用者様一人ひとりと向き合う看護ができます」等。ただし、しつこさが出るのはNGです。

さいごに

このように、小さな広告紙面でも気を付けるべきところは以外に多くあります。

せっかくお金を使って出すのですから、応募ゼロなどにならぬよう、高い費用対効果がでるよう、有効な広告紙面づくりを心がけましょう。
もちろん、ハローワークでの求人や、自社ホームページの募集要項でも基本は同じです。

今回のポイントを押さえて、効果の高い求人募集を実現して下さい。