訪問看護ステーション以外に看護師募集をしている“競合”から学ぶ

ケアーズの中村です。

本日は、訪問看護ステーションが行う看護師採用に対して、【競合】となる事業者の採用活動をご紹介いたします。

もっとも多くの看護師を募集している事業者は、もちろん病院なのですが、それ以外にも様々な事業者が看護師を募集しており、訪問看護ステーションの【競合】となっています。

どんな事業者が看護師を募集しており、どんな取り組みをしているのか、そういった点を知って頂き、対策や参考として頂ければと思います。

積極的に看護師採用を行っている他の事業者は?

さて、訪問看護ステーションや病院以外に、看護師の採用を行っている事業者には、どのようなところがあるのでしょうか?

例えば、積極的に看護師採用を行っている事業者には、通所介護(小規模以外)、特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護付有料老人ホーム、サービス付高齢者住宅(外部サービスとして)などが挙げられます。

各地域で積極的に看護師採用を行っている事業者の動向は、毎週末に各地で発行される無料の求人誌や折込広告などで頻繁に組まれる、看護師募集の特集などでも確認できます。

求人誌や折込広告の一番の「常連」と言われる「介護付有料老人ホーム」

そうした求人誌や折込広告の一番の「常連」と言われるのは、やはり「介護付有料老人ホーム」です。

もはや毎週必ず掲載されている感がある事業所も目につきます。

逆に言うと、「介護付有料老人ホーム」は、看護師から就業先として一番敬遠される介護事業であるとも言えます。

看護師が「介護付き有料老人ホーム」を敬遠するのは、やはり給与の金額が限られることと、その給与に見合わない過度な業務負担と責任にあるようです。

訪問看護ステーションを運営される皆様としては、「介護付き有料老人ホーム」が看護師に敬遠されていることを喜ぶばかりではなく、“反面教師”として、自らの採用活動に活かしていくことが必要です。

例えば、「介護付き有料老人ホーム」の失敗点には、

●掲載する求人広告に工夫がなくワンパターン。

●看護師欲しさから採用を焦り、ぞんざいな面接を実施する。

⇒ 採用後のコミュニケーションにも影響します。

●人件費の抑制ばかりに腐心し、事業者/看護師とも納得がいく給与設定がない。

⇒ 資金繰りも心配されます。

●採用後の教育体制がない。

●採用前と採用後と条件が変わる。(勤務先や手当など)

といった点が挙げられます。

(※もちろんすべての「介護付き有料老人ホーム」がこうだというわけではありません)

こうした失敗点が重なってしまっていては、「採用できるわけがない」と言えるでしょう。

何が原因でうまくいかないのか、その原因を探ることは有益です

「介護付き有料老人ホーム」でなくとも、看護師に働きにくいと思わせる要素が満載になってしまうと当然、敬遠されますし、さらに、これまでに応募・採用された看護師からの“情報”も、地域内で蓄積されますので、マイナスの“情報”が溜まれば溜まるほど、採用は厳しくなります。

採用活動の中で、媒体に毎週掲載される看護師募集の「常連」が、何が原因でうまくいかないのか、その原因を探ることは有益です。

上記に挙げた「介護付き有料老人ホーム」の失敗点の逆を実行すれば、自然と看護師が集まりやすくなりますが、上記の失敗点は、ついついやってしまいがちなものでもあります。

時折、こうした看護師募集の【競合】となる他の事業者の活動を見つめ、自らの反省や、新たな戦略のために活かしましょう。

地域特有の事情があって苦戦している可能性もありますし、地域連携で欠かせないテーマを探る上でのヒントにもなるでしょう。

ぜひ、積極的に、他の事業者の採用戦略も覗いてみて下さい。

上記でも触れたように、失敗につながるような広告や面接を知らず知らずに行ってしまっているかもしれないため、第三者の目で冷静に評価することも大切です。

是非、参考にしてください。