訪問看護ステーション開業ストーリーVol.7『稼働率と人件費率』

ケアーズ中村です。

「柔道整復師の資格を活かして起業したい」と希望された経営者様がどのように訪問看護ステーションの開業に至ったかをシリーズでお伝えしています。

前回は『経営者が下した決断』についてお伝えしましたが本日は『稼働率と人件費率』について御紹介致します。

人件費が60%を上回ることがない理想的なステーション運営

先ず同社は『リハビリ強化型訪問看護ステーション』であることから療法士によるリハビリサービスの依頼が大半を占め1件のあたりの訪問単価が約9,000円/件となります。

一方、勤務する療法士の給与体系ですが基本給32万円/月プラス月間訪問時間が80時間を越えた段階で1時間に対して4,000円の歩合を設定。

つまり1名の療法士が80時間の訪問を行う事で72万円が事業所の収入となり、訪問スタッフに対しては32万円を給与として支払いますので人件費率は44.4%となり社会保険等を含めても60%以下に抑える事が可能となります。

また歩合に関しても約9,000円の収入に対して歩合が4,000円である事から人件費が60%を上回ることはありません。

このステーションに続々と療法士が集まる理由とは?

では何故、同社に続々と療法士が集まるのか??ですが1人あたりの稼働率が高いことが挙げられ同社で活躍する療法士は月間訪問時間が約130時間となり上記の計算式で算出すると

32万円(基本給)+50時間の歩合(4,000円×50時間)=52万円

年収600万円を超える計算となりますので理学療法士の平均年収404.8万円に対して約1.5倍の給与設定ながらも人件費率60%以下と理想的な運営を実現しております。

※平均年収は賃金構造基本統計調査より

次回に関しては高稼働を保つために同社が徹底する『採用と営業部のタイミング』についてご説明いたします。

これまでの記事

訪問看護ステーション開業ストーリーVol.1『経営者が訪問看護を目指した理由はとは?』

訪問看護ステーション開業ストーリーVol.2『開業場所を決定する際のポイントとその結果について』

訪問看護ステーション開業ストーリーVol.3『経営者様が開業直後に直面したスタッフ問題とは?』

訪問看護ステーション開業ストーリーVol.4『看護師・療法士のアンケート見えてきたこととは?』

訪問看護ステーション開業ストーリーVol.5『営業活動から見えてきた2つの運営モデル』

訪問看護ステーション開業ストーリーVol.6『経営者が下した決断とは?』

訪問看護ステーション開業ストーリーVol.7『稼働率と人件費率』

訪問看護ステーション開業ストーリーVol.8『採用と営業のタイミング』

訪問看護ステーション開業ストーリーVol.9『お金にならない業務について』

訪問看護ステーション開業ストーリーVol.10『一人の利用者様に訪問サービスを最大限に活用いただく方法』

訪問看護ステーション開業ストーリーVol.11『近隣のケアーズとの連携でケアマネージャーの手間を省く』

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